枕崎水産加工業協同組合 枕崎水産加工業協同組合沿革

枕崎水産加工業協同組合

Makurazaki marine products processing industries cooperative.

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枕崎水産加工業協同組合

枕崎水産加工業協同組合沿革

浜崎十五郎


浜崎十五郎


 枕崎水産加工業協同組合の前身としては、明治から大正にかけては、鰹漁業を営む船主が自ら鰹節製造場を持って、荒節の段階まで仕上げて、地元仲買人へ入札で販売していたため、2つの組織に分かれていたと思われる。
 また、仲買人は、船主より買い受けた荒節に表面削り、カビ付けなどの工程を施し、製品にして出荷していた。

 明治25年、枕崎鰹節仲買組合が創立されているが、鹿児島県においても、明治33年重要物産同業組合法による鰹節同業組合を設立している。そして、この後、明治34年に公布された漁業法に基づき、鹿児島県鰹節水産組合に組織替えをした。
このとき、静岡県より、実業教師を招き製法の長所を取得させている。

 大正14年の漁製分離により、生鰹の入札販売が開始され、これに伴い、枕崎鰹節製造組合(組合長、浜崎十五郎)が設立され、昭和初期にかけて、静岡・土佐より技師を招き、枕崎倶楽部の敷地内に伝習所を設置すると共に、各納屋に技師を配置して改良節の製造指導を行っている。
戦後、間もなく鰹節製造業は復興し、枕崎水産物商工業協同組合を設立し、昭和23年12月に公布された水協法により昭和24年10月、枕崎水産加工業協同組合として発足し現在に至っている。

明治25年      枕崎鰹節仲買組合設立
明治33年11月   重要物産同業組合法により、鹿児島県は、鰹節同業組合を設立する。
明治35年 9月   明治34年に公布された漁業法に基づき、鹿児島県鰹節水産組合に組織替えされる。
明治39年  月   県は、模範製造所を設置する。
大正10年  月   肥料製造工場を設置する。
大正14年  月   漁製分離に伴い枕崎鰹節製造組合を創立する。(組合長 浜崎十五郎)
昭和23年 7月   枕崎水産物商工業協同組合を設立する。(事務所・枕崎町枕崎3821番地)
昭和24年10月   昭和23年12月、公布された水協法に基づく枕崎水産加工業協同組合として発足。
         (事務所・枕崎市枕崎3109番地9)
昭和26年12月   枕崎市枕崎10400番地に荒粕工場を建設する。
昭和33年  月   枕崎市港町130番地へ事務所を移転する。
昭和39年 9月   さつま鰹節産地入札即売会を開始する。
昭和42年 2月   鰹節削り整形工場を設置する。
昭和47年12月   残さい処理施設化成工場完成(1,107.32㎡)
昭和48年10月   枕崎市西鹿篭4086番地1へ、事務所を移転する。
昭和49年12月   冷凍冷蔵庫完成(1,106.7㎡、-20℃、公称能力1,000t)
昭和53年 4月   第2化成工場完成(処理能力40t/8h、540㎡)
昭和61年 7月   第2冷凍冷蔵庫完成(2,212.88㎡、-30℃、公称能力3,500t、急速冷凍60t)
昭和63年 3月   外港化成工瘍完成(処理能力40t/8h、1,133.3㎡)
平成 3年 3月   前処理加工工場を建設(751㎡、処理能力80t/8h)
平成 4年 3月   第2冷凍冷蔵庫増設(2,316.8㎡、-30℃、公称能力3,280t、急速冷凍29t)
平成 8年 3月   外港第2化成工場建設(処理能力40t/8h、904㎡)
平成15年10月   第2製品冷蔵庫設置(727.5㎡、-10℃、ラック式)
平成19年  月   鰹節製法伝来300年記念事業の年間を通しての実施
令和 1年 8月   再資源化施設完成(処理能力64t/8h、1,997.75㎡)


第1回さつま鰹節産地入札即売会

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