おかげさまで300年
・枕崎鰹節は製法伝来300年を迎えました
日本人の愛する「食におけるうまみ」の代表とも言われる「かつお節」は、我が国最古の書物とされる「古事記」に「堅魚(カタウオ)」として登場するほど古代からの伝統食です。
その後、奈良時代の「大宝律令」、平安時代の「延喜式」等にも記述がありますが、只、この頃は今の燻乾方法ではなく、日に干すだけの天日乾燥でした。
これまでも、そしてこれからも
300年記念誌 今のような製法は、1674年(延宝2年)紀州熊野浦の漁師甚太郎が焙乾法で製造されたのが起源とされており、その技法は1707年(宝永4年)に森弥兵衛により枕崎にも伝えられ、この頃から枕崎で煮熟焙乾を基礎とする鰹節製造が始まったとされています。
現在、先人たちが築き上げ、引き継がれた伝統技法を、枕崎鰹節産地としては、「安心・安全・健全」を信念に、より良い枕崎鰹節へと飛躍させ、守りながら皆様の食卓を支えています。